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そのなかでひときわ目立つ本があった
上から三段目の右から二つ目
その本はとても明るい水色のカバーをしている
まわりの茶色いカバーをしている本達のおかげでさらに明るくみえ清潔感を漂わせる
俺はその本を手に取って本文を読もうとした
が、中には何も書いてなく見渡す限り真っ白だった
不気味だな
そう思いもとに戻そうとするとどこからともなく声が聞こえてきた
「その本はな晴也くん」
「!?だ…だれ!?」
あまりにも突然の出来事で声が裏返りそうになる
そして頭をまわらせる
母さんは出掛けたし…おばさんはまだきてない…父さんは仕事だっけ…なら…
「おじいちゃんじゃよ 晴也くん」
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