風紀委員

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何を解ってるのか、俺にも解らないけど。 「そんな顔すんな」 宮園様が励まそうとしてくれている事だけは解った。 「となると、たまに出てくるお前の母親キャラはどこから来てるんだ?」 「母方のばあちゃんですね。料理を教えてくれたのもばあちゃんですし」 「あぁ、何となく解る気する」 宮園様が段ボールから新品の靴下を取り出す。 「何で靴下?」 「それは俺も謎です」 まぁ、下着を送り付けられるよりマシだけど。 「宮園様、白菜といえば何を思い出しますか?」 「白菜……鍋?」 「ですよね!」 キラキラと瞳を輝かせたであろう俺に、宮園様がしゃがんだまま後退る。 「寮の部屋で鍋は無理だろ」 「うっ……そっか」 ガックリと項垂れていると、宮園様に旋毛を指でグリグリつつかれた。 鍋……ダメか。 .
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