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宮園様と同室になってから、ご飯は毎日欠かさず俺が作っていた。 なのに俺が寝込んでしまって作ってあげられないのが申し訳ない。 「すいません……」 「何でこんな時まで飯の心配してんだ。ホントお前はしょうがねぇな」 薬が効いてきたのか、瞼が重くなってくる。 さっきも散々寝たのにな。 「悪いと思ってんなら早く治せ。お前がいつものバカみたいな元気がねぇと、こっちまで調子が狂う」 そう言って、宮園様が俺の頬をそっと撫でた。 洗い物や洗濯、買い物までしてもらって宮園様には迷惑かけっぱなしだ。 「迷惑かけて……すいません」 「別に、迷惑なんかじゃ……」 「コウくーん! 生きてるー?」 宮園様の言葉を遮り、ノックも無しにいきなり部屋のドアを開けて入ってきたのは山本先輩。 突然の訪問者に、宮園様が慌てて俺から離れた。 うぅ……大声が頭に響く……。 もうちょっと静かにしてくれないかな? .
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