嫉妬

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部屋でお昼ご飯を作っていると、それ程時間もかからずに宮園様が帰って来た。 そんなに叱られなかったのかな? また反省文とか言われてたりして。 「おかえりなさい。お昼は焼きそばでいいですか?」 「何でもいい」 何でもいいが一番困るんですよ。 机の上にカバンを置いてから、宮園様がキッチンに立つ俺に近付いてくる。 「何か手伝うか?」 「じゃ、テーブル出してください」 野菜と肉は切ってあるから、後は炒めるだけ。 「すぐに出来ますから」と顔を上げると、宮園様に顎を掴まれて固定された。 「これ、どうしたんだ?」 「コレって?」 「顔の痣」 もしかしてさっきバナナ豆乳がぶつかった所か。 鏡見てないから解んなかったけど、痣になってたんだな。 .
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