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買い物してるだけ?
それにしては長々とお喋りしてるみたいですけど。
「……」
やっぱり宮園様もミニスカサンタ……じゃない、可愛い女の子の方がいいに決まってる。
俺は男だし、翼みたいに可愛くもない。
こんなんで告白したって、フラれるのが目に見えてるよな。
「何してるの?」
「ぅわっ!」
考え込んで俯いていた所で、突然ミニスカサンタに話し掛けられた。
「い、いえ、何もしてません」
「だって隠れてたじゃない」
「それは、その……」
ミニスカサンタに見つかった事により、宮園様にまで見つかってしまう。
何とか誤魔化して逃げられないかと思案していると。
「君が『コウ』でしょ?」
何故かミニスカサンタが俺の名前を知っている。
「な、何で?」
「やっぱり!」
ミニスカサンタが俺の腕に自分の腕を絡ませて、無理矢理店の陰から引き摺り出した。
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