告白

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翼と共に来たのは、いつもの廊下の端にある階段の陰。 今日は翼の身体が辛そうだから、階段の段差に腰掛けた。 「翼、コレ俺からのクリスマスプレゼント」 教室を出る時に持って来ていたカバンからラッピングされた包みを取り出し、翼に手渡す。 「ありがとう。光太にはコレね」 同じく翼がカバンから取り出して俺に渡してくれたのは、お菓子の入ったサンタブーツ。 「あの、光太に何をあげたら喜んでもらえるか解んなくて、僕が好きな物をあげようかなって」 好きな物がお菓子の入ったサンタブーツって。 もう、翼ってば可愛いんだから! 「ありがとう、一生大事にするよ」 「一生大事にしなくていいから、食べてね」 寮の部屋に神棚があったら、神棚にでも飾りたいくらいなのに。 「それで? 光太は昨日宮園さんと一緒に過ごしたの?」 「そりゃ、同じ部屋だし。一緒には過ごしたよ」 「それだけじゃないでしょ?」 目を逸らしながらとぼけるが、翼には通じない。 .
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