不良と同室になりました。

お昼ご飯

「そいつがどうかしたのか？」

「ん～…」

ストーカーなのかどうかも解らないし、直接何かをされた訳でもない。

用があったら向こうから話し掛けてくるかと思ったけど、遠くから見てるだけだし。

「あ～…やっぱり何でもないです」

もっさい黒髪メガネ君が何をしたいかも解らないから、対処のしようもない。

放っておくしかないか。

「宮園様、今日の晩ご飯は何がいいですか？」

「昼飯食った後にもう晩飯の話かよ」

「主婦とはそんなもんです」

「誰が主婦だ」

もっさい黒髪メガネ君の話から逸らす為の話題だったのに、宮園様に突っ込みと共に頭を叩かれた。

うん、やはり宮園様には突っ込みの才能があるな。

叩かれすぎて、そのうち俺の頭がへこんでしまいそうだけど。

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