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私は家族に捨てられた
十年前の魔力測定の時
あのとき、父の部屋で双子の姉が先に魔力を測り姉は普通に魔力水晶に手をかざした数字が出てきた
私はそれと同じ事をしたら水晶には何も写らなかった
「貴様は、シャイン家の恥だ!牢屋にぶち込めこいつを!!」
その時、私は父が何を言っているのかが分からなかった。私がその時、思ったことは何で名前で呼んでくれないの?だった
私は牢屋に入れられ、少し前まで裕福な生活をしていたとは全く違う生活に反転した
ご飯は1日に1回有れば良い方、姉が牢屋に来るときは私を憂さ晴らしに私を虐める、両親は他の貴族の子達の魔法の練習台として何回か外に連れ出した
ある日、あの男が来た少し前まで私の親だった人だ
「やっと、ゴミを処分できる」
口から笑いをこぼしていた
「貴様は魔窟の森に転移する。達者でな魔物の餌に成るが良い」
それが最後の言葉だった
私は本当に捨てられたようだ
自由に生きよう、私の人生だ
ドスン!
私の背後に何かが居る
ゆっくり首を後ろに回したそこに居たのは小さい頃読んでもらった絵本に出てくるドラゴンだった
「キャーーーーーーーーーーー!!」
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