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「あら、たろちゃんお帰りなさい。結果はどうだった?受かってた?」
カレーをすすりながらかあちゃんが聞いて来た。
これが俺の母親、田中エリスフィールドである。
実際年齢は40ぐらいだが、街で一緒に歩けば姉弟に見られるし、
1人にさせるとナンパもされる
なぜか俺が小さい時に一緒に撮った写真と見比べても今と全然変わりがない。
母は偉大だ。うん。
素直に言おう綺麗なお母さんって羨ましいだろ。
それは置いといて、普通に合格したと言っても面白みがない…
まぁ、
ちょっと驚かしてやるか。
「実はさ、…落ちちゃって…」
カランカラン…
あらオタマが落ちちゃったよ。
「……そんな…。嘘よ…ウソ…」
かあちゃんの顔色が…
「あのかあちゃん落ちたってのは…」
「嘘だ!!!」
ひぃぃい!!こえぇ!
「大丈夫よたろちゃん。お母さんに全てを任せて。お母さんがもっと楽しいタノシイ学校に入学サセてアゲル。たろちゃんを落とすような学校ナンテ、ドウセつまらない学校なのヨ。フフフ…たろちゃん…安心シテネ?」
「はい。」
そういうとかあちゃんはオタマを拾い流し台に投げ込むと、スタスタとリビングを後にした。
……
うぉぉぉぉおい!!
はいって言っちゃったよ!
なぜこんなことに…
どう考えても俺のせいですよね笑
ありがとうございます笑
だってだってあんなレナばりになっちゃうとはいしか言えないよ?
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