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それから、日が経ち、母ちゃんに何度か冗談であると伝えようと思い話しかけるが、
「いい!いいのよ!たろちゃん!
お母さん、落ちたこと気にしてないし!お母さんに全てまかせなさい!けれど、たろちゃん顔はお母さんに似たけど、頭の悪さはお父さんに似ちゃったのかしらね…」
どうやら俺の頭の悪さは親父ゆずりらしい。
ちなみに俺には親父はいない。
なんでも俺が小さい時に、事故で死んだんだと。
今現在、仏壇の遺影で阿保面をさらしている。
だから、俺の親父との思い出はうっすらとしかない。
母ちゃんに親父との馴れ初めを聞くと
「お父さんったらお母さんに一目惚れだったの~。『俺のブリーフあげるから、お前のパンティーくれ』って、お母さんパンティーの代わりにパンチくれてやったわ~
」
どうやら俺の親父は変態だったようだ。
と受験のことに関しては早口でまくられ会話が切られるということがつづいたのでもうこの事について話すのはやめにした。
ん?
というか、学校あと2週間ぐらいで始まるのになにも音沙汰ないんだけど。
どうしたものかね。
そしてこの日、時が動き出す。
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