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ひと足早い誕生日プレゼントを身につけ、俺もお返しに隠れてクロスのネックレスを買った。
そして夕方。予約しておいたホテルでディナーをとる。
「楽しかった?」
「楽しかった!」
彼女は満足げに、平らげたと言わんばかりにお腹を触りながらいった。
「いやー、君もやればできるじゃまいか」
口を拭きながら、彼女は俺を見ていう。
「ここまでエスコートできるなら今までももっとしてほしかったよ~」
「ごめん」
「うん」
手を置いて、沈黙。
少し見つめあって、ちょっと恥ずかしい雰囲気になる。
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