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「じゃあ、俺の家あそこなんで…」
「うん、じゃあまたお店で…
絶対受かってるから!」
すごく真剣な顔で言い切った中川さんだが、その自信はどこから来るのだろうか…
でも中川さんのおかげかおれも何故か受かる気がしてきていた。
「はい。
じゃあ、また今度」
「うん、バイバイ」
俺は頭を軽く下げてから中川さんに背を向けて家へ向かった。
途中なんとなく振り返ってみると、橋の上を歩いていた中川さんもちょうど振り返ったらしく手を振られたので俺もまた頭を軽く下げて歩き出した。
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翌日、ジュリアンから合格の電話がありその2日後が初出勤日となった。
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