第1話

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私としたら……お父さんより……こっちの方が怖い…… 言いたい事は良く分かった。 私としては余計な心配を掛けたくないとそれだけを思っていたから無視した とか蚊帳の外とかそんなつもりは全然なかった。でも、結果的にそうなってしまった。 「はぁ……娘の結婚……どれだけ楽しみにして来たか春菜に分かる?それをどれほど心の支えにして来たか……あんたも夏騎君も……お父さんには覚悟しておいた方がいいわよ」 そう言ってベッドの上に顔を伏せた。
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