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「ふぁぁぁ…」
眠み~
「ぶっ!でけぇ口。」
「うっせぇ、日高。」
隣の席で、メッシュ頭のイケメンが笑う。
一見、チャラく見えるが、実は頭が良くて真面目…中学からの付き合いだ。
「どうせ、ひと狩のつもりが、気がつけば何狩もしちゃってたパターンで寝れなかったんだろ。」
「モンハンなめんなよ。」
「はっ、図星かよ。」
朝のたわいもない話の途中で、廊下からすでに大きな声で挨拶しまくる声が聞こえて来た。
「来たな。」
「アイツ、毎朝元気だな…。」
若干、呆れながら、教室のドアを見る。
「おはよー!ヘイッ!」
元気に入って来た西島に、クラスのヤツは引き気味に、挨拶を返す。
「おっはよー!!」
「おはよ。」
「はよ。って言うか、お前クラス隣だろ。」
と、毎朝同じやり取り。
「秀太が冷たい…。」
日高に甘えようとする西島。
「気持ち悪っ!」
と、言いつつも、顔色一つ変えずに抱きつかせてる。これも毎朝の事。
今日も、いつもと変わらない1日が始まった。
…ハズだった。
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