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あれから数日、千晃はノーメイクで学校に来る事はなかった。
いつも通りに過ごして、俺たちは進級し、晴れて高校2年生になった。
クラス替えは、俺と西島と千晃が同じクラス。隣のクラスに、日高と宇野ちゃんがなった。
「また宇野ちゃんと違うクラス…。一緒が良かったのにぃ。」
「でもでも千晃、俺がいるじゃん!」
「えぇ~!にっしーじゃヤダ。宇野ちゃんが良い。」
言い切る千晃に、ガックリきてる西島。
この2人と宇野ちゃんは、俺とは違う中学で、昔からかなりの仲良しらしい。
妬けるほど…。
入学してすぐに、部活で西島と仲良くなり、気がつけば千晃達とも仲良くなってた。
「秀太、聞いてる?」
ぼやっとしてたら、千晃に覗き込まれてた。
ちっ近い!
「そろそろ行くよ。体育館。」
「あっ、始業式ね…面倒だな。」
「だね~。」
クラスのヤツらも移動を始めてる。
「あれっ?西島は?」
「宇野ちゃんとこ。さっき呼ばれてたから。」
「仲良いよな。」
「ほんと、嫉妬しちゃう!」
えっ?まさか、千晃って西島の事…。
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