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先輩は 福岡に居ても
気が滅入るだけだろうから
大阪に気分転換に遊びにこいと
誘ってくれました。
うまくいくと
働き先を紹介してあげられるかも
………しれないと、
先の事は自分で考えて
大阪に遊びに来た後、
大阪にとどまるのも よし。
福岡に戻るのも よし。
先輩は取引先の専務に話、
紹介するだけならと…
話を進めていてくれていました。
先輩の言葉に
光りを感じ、
すぐに話に乗る決意をしました。
先輩は両親に新幹線のチケットを頼むから
新幹線で来るように
言われましたが、
そこまでは させられないので
また、3、4日
日雇いのバイトに戻りました。
小金が貯まると
先輩の両親にお礼を言い
誰もいない
時間帯を狙い、家に戻り
線香を焚き
姉の遺影に別れを告げ
鞄に一定の着替え、アドレス帳
姉との思い出の詰まった
……アルバム
誰にも何も言わずに
故郷を出て 家を捨てました。
ギターを担ぎ
普通電車を乗り継いで
大阪へと向かいます。
夏の終わり
誕生日を迎える 直前
ぴっく14歳の終りでした。
「 ぴっくの生い立ちヒストリー。。 」
完
この 続きは 「 大阪な時 」で
執筆中です。
宜しければそちらも
ご覧になって頂けると
幸いです m(__)m ヨロピコ
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