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ハンバーガーは青春だ。
ハンバーガーは青春だ。
「文句言わずに動いて、中園。」
俺の謎の呪文を邪魔したのは、バイトで1番可愛いと有名な女の子。
名前は鈴木舞世さん。
今年で18歳とは思えない理想のプロポーションの持ち主。
「舞世先輩…ハンバ…」
「はいはい、早くして~」
無視された!
ガーン……。
「落ち込む暇なんて無いから!」
「先輩がミニスカ履けば…」
「死ねえ!!!」
どっかーん…
「痛いですよぉ~もう!」
「うわ!復活した?」
俺は壁に引っかかった右腕を動かして外すと、ハンバーグの種をクッチャクチャし始めた。
「先輩見て下さ~い」
「何?忙しい…」
ててーん!
「ハート型!」
「綺麗な形だけど、お客さんに出すハンバーガーの種で遊ばないで!」
「ほら、ロナウジーニョ!」
「めっちゃリアル過ぎて怖いわ!」
「宇宙!」
「感動的過ぎて何コレ!?涙が止まらない!」
「次は…」
「遊ぶな!食べ物で遊ばないで!」
と言うわけで
結局怒られて、今日は真面目に仕事をしました。
おしまい
「仕事しろーーー!」
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