1人が本棚に入れています
本棚に追加
ルキ「まず、一つは
姫加、お前の見つけた二本の
鍵がお前の世界に渡ってしまった事だ。」
姫加「えっ!」
ルキ「本来ならば
俺の一族がそれを
守っているのだが。」
姫加「ルキの一族……」
ルキ「それはともかく
姫加、もう一つは
後はお前が
こちらの世界に
来たという事だ」
姫加「えっ……う、うん」
ルキ「姫加、お前……
ちゃんと聞いてたか?」
姫加「うん…‥」
ルキ「こちらの世界には
動物しか居ない。
お前みたいな姿をした
奴は珍しいからな
また狙われるかもしれない気を付けるんだぞ。」
姫加「うん!」
ルキ「それから、姫加」
姫加「なに?」
ルキ「お前を真っ先に
見つけたのが…俺で良かった。」
姫加「ルキ………」
ルキ「それこそ悪い奴に
さらわれてたら……お前は…‥」
姫加「ルキ?」
ルキ「………な、なんか悪いな!ただでさえ知らない世界でさ!俺、なんか
一方的に話して!
疲れさせても良くないし‥‥
ま、気楽にいこうぜ!」
姫加「ルキって嘘が
苦手なのかな?」
ルキ「なんか言ったか?」
姫加「ルキ!ルータニアが見えてきたよー!」
ルキ「お前…感情が顔に出るタイプなんだな。」
姫加「ん?」
私達は再びルータニアに戻って来た
村人「おお!旅のお方!
ありがとうございます
ありがとうございます!
あなたのお陰で娘達は無事に戻って来ました!感謝感激ですな!」
ルキ「俺は当然の事を
したまでです。」
姫加「あ!荷物!」
村の娘「ありがとう、アナタの荷物、おじいちゃんが預かっていたそうで。
返しますね、後、こちらへどうぞ」
姫加「え?はい」
ルキ「姫加?」
村の娘「このままの
お洋服ではこれからの
旅も辛いでしょうし‥‥
お着替えを」
姫加「ルキ、覗いちゃ
ダメだからね?」
ルキ「んのっ!?
覗かねーよ!」
姫加「うわぁ!
なんだか懐かしい香り」
娘の娘
「とても似合ってます!」
姫加「鞄に
制服、入れとこう。
よし!ルキーー!」
ルキ「姫加、おっ‥‥‥」
姫加「どうかな?
ルキ!似合う?」
ルキ「………ああ、
良いんじゃない?」
姫加「えへへ!」
村人「旅のお方、この先に運び屋が居るので旅の助太刀をしてくれると思います!容姿は…角の生えた大きな男です」
姫加「角の生えた」
ルキ「大きな男?」
その運び屋とやらを探す為に俺達はルータニアを離れた
最初のコメントを投稿しよう!