第1話 ~突然の訪問客~

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姫加「う…なんなの…一体…? あれ……ここは、どこ!? さっきまでお土産店に居たのに……ここ、草原!? な、なんでー!?!」 ???「そこで何をして居る。 お前、 この当たりでは 見ない顔だな……?」 姫加「えっ……何?」 ???「下を見ろ! さっきから……踏んでるぞ。」 姫加「えっ…ひゃあ!? ぬいぐるみ!?ごめんなさい!」 ???「ぬいぐるみ……だと! 俺はこれでもドラゴンだ! オイ、お前…俺を尻で 踏みつけた 上にぬいぐるみとは失礼な! それに好きでこんな 姿をしている訳では……って 俺の話しを聞けよ!」 姫加「ぬいぐるみ…じゃない!? あったかくて可愛い~! ドラゴンさん、お名前は?」 ???「お前な…まあ良いか。 俺の名はルキだ。お前は?」 姫加「えと、私? 白鳥 姫加です!女の子だよ♪」 ルキ「シラトリ ヒメカ……? お前…やはり人間なのか。」 姫加「ねえ、ルキルキ♪」 ルキ「は……?」 姫加「ルキルキ♪」 ルキ「俺の名で遊ぶな! ったく……ん?お前…その鍵! どこで手に入れた?」 姫加「修学旅行で 迷って入ったお土産店だよ?」 ルキ「……それさ、 特別な鍵なんだけど 二本揃ってて良かった。 俺は……その鍵を過去に どこかで落として その時の 記憶も曖昧で、 魂だけがこちらの世界に戻ったと推測している。 だから元の姿に戻る 方法を探してるんだ。 それと、はぐれた弟も 恐らくその鍵を探しているはず」 姫加「ねぇ、ルキルキ? 記憶が曖昧なのにどうして この鍵だって思うの?」 ルキ「俺の体が本能的に その鍵とお前に シグナルを放っているからだ」 姫加「……私?」 ルキ「……そうだ、 シラトリヒメカ! これから俺と旅に 出てくれないだろうか……。」 姫加「旅!?で、でも…どこに? 私、この世界のコト わからないし…」
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