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姫加「う…なんなの…一体…?
あれ……ここは、どこ!?
さっきまでお土産店に居たのに……ここ、草原!?
な、なんでー!?!」
???「そこで何をして居る。
お前、 この当たりでは
見ない顔だな……?」
姫加「えっ……何?」
???「下を見ろ!
さっきから……踏んでるぞ。」
姫加「えっ…ひゃあ!?
ぬいぐるみ!?ごめんなさい!」
???「ぬいぐるみ……だと!
俺はこれでもドラゴンだ!
オイ、お前…俺を尻で
踏みつけた
上にぬいぐるみとは失礼な!
それに好きでこんな
姿をしている訳では……って
俺の話しを聞けよ!」
姫加「ぬいぐるみ…じゃない!?
あったかくて可愛い~!
ドラゴンさん、お名前は?」
???「お前な…まあ良いか。
俺の名はルキだ。お前は?」
姫加「えと、私?
白鳥 姫加です!女の子だよ♪」
ルキ「シラトリ ヒメカ……?
お前…やはり人間なのか。」
姫加「ねえ、ルキルキ♪」
ルキ「は……?」
姫加「ルキルキ♪」
ルキ「俺の名で遊ぶな!
ったく……ん?お前…その鍵!
どこで手に入れた?」
姫加「修学旅行で
迷って入ったお土産店だよ?」
ルキ「……それさ、
特別な鍵なんだけど
二本揃ってて良かった。
俺は……その鍵を過去に
どこかで落として
その時の
記憶も曖昧で、
魂だけがこちらの世界に戻ったと推測している。
だから元の姿に戻る
方法を探してるんだ。
それと、はぐれた弟も
恐らくその鍵を探しているはず」
姫加「ねぇ、ルキルキ?
記憶が曖昧なのにどうして
この鍵だって思うの?」
ルキ「俺の体が本能的に
その鍵とお前に
シグナルを放っているからだ」
姫加「……私?」
ルキ「……そうだ、
シラトリヒメカ!
これから俺と旅に
出てくれないだろうか……。」
姫加「旅!?で、でも…どこに?
私、この世界のコト
わからないし…」
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