プロローグ

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大学病院を辞めるって 愛梨に言った時、 彼女は離婚という言葉を 口にした。 その瞬間から俺の中で 愛梨への愛情は 一切消えたのに。 結局は離婚せずに 埼玉まで愛梨はついて来た。 ただ単に自分で働くのも 父親の元に戻るのも 気まずいだけで、 別に俺を愛している ワケじゃない。 彼女はとても打算的で とてつもなく… 独占欲が強い。 唯一手に入れたおもちゃの 俺を手放したくなかっただけ。
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