1753人が本棚に入れています
本棚に追加
大学病院を辞めるって
愛梨に言った時、
彼女は離婚という言葉を
口にした。
その瞬間から俺の中で
愛梨への愛情は
一切消えたのに。
結局は離婚せずに
埼玉まで愛梨はついて来た。
ただ単に自分で働くのも
父親の元に戻るのも
気まずいだけで、
別に俺を愛している
ワケじゃない。
彼女はとても打算的で
とてつもなく…
独占欲が強い。
唯一手に入れたおもちゃの
俺を手放したくなかっただけ。
最初のコメントを投稿しよう!