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秋弦のペースにはめられて、
私は鞄から、いつも持ち歩いてる
データーを手にして、
エレクトーンに読み込ませる。
「んじゃ、奏音。
こいつらに聞かせてやってよ。
お前が今も尊敬してる、
エレクトーンプレーヤー、
蓮井史也の大切な曲。
史也がお前にだけ、
編曲を許可して、承認したあの曲を」
秋弦に言われて、
私は小さく頷いた。
*
ずっと心に
残る音がある。
ずっと心に
響く時間がある
その感動も、想いも
受け継いだ夢も……
今も変わらない。
貴方に貰った
沢山のPresentを今は
精一杯抱きしめて
前に進んでいくから。
貴方が私にくれたように、
私も誰かに
夢を与えられる、
そんな存在になりたいと
心の中で願いながら……。
この先の未来……。
同じ夢を追い求めた、
貴方を良く知るその人と
ゆっくりと歩き続けるから。
The End
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