如月の神社

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「わぁ!おじいちゃんらしい素敵なネーミングだわ。私の名前もおじい…」 が、近づいてきた足音に言葉が止まる。来訪者を確かめるべく振り返った茜の頬がほんのりと染まった。 おや? 早朝トレーニングだろうか。足音の主は神社のすぐ傍の土手をスポーツウェアの男性が走っていく。 目元の涼しい若者だ。 そして… 駆け抜けていく軌跡を、綺羅星のように輝かせた茜の瞳が追いかけていく。 なるほどね。 「掃除はどうやらお礼だけではなさそうだね?」 からかうように問うと頬に咲いた桜は紅梅へと色を増す。 image=481513400.jpg
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