拒めない唇

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「話って…何よ」 「うん。 この仕事のこと」 「…え?」 てっきり佐伯女史の話だと 思っていただけに 予想と違う話題だった事に 驚きが隠せなかった。 「あのさ… もしも俺がこの会社を辞めて 独立するとしたら、 奈緒もこの会社辞めて 俺と一緒にやる気ある?」 「…何…言ってんの…?」 私がなぜこの会社で 働いているのか、 なぜイベントプランナーという 人生を選んだのか。 全て知ってるくせに…。
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