拒めない唇

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「それは… 仕事のパートナーとして? それとも…」 ポツリと投げた質問に 琉惺の瞳がゆらりと揺れた。 「それ、俺が決めていーの?」 自分でもどうしたいのかなんて 分からない。 琉惺の全てが欲しいけれど やっぱり消せない秋人と 絵里さんの存在が 大きく立ちはだかって。 何も答えられずに 俯いた私の頬を 琉惺の両手が包み込んで 真正面に向き合わされた。 それだけで身体中が 一気に熱を帯びてしまう 自分の性が情けない。
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