拒めない唇

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いつの間にか二人、 肌を絡ませたまま 深い眠りについていた。 抱かれるたびに思う。 私と琉惺は、 もしかしたら前世で ひとつの魂だったのでは ないだろうか。 何度離れても、 またこうして重なり合う。 他の誰かに抱かれても 繋がった身体の向こうに 琉惺を探していた。 けれど。 抱かれるたびに もうひとつ思う事がある。
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