拒めない唇

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「いま、何時?」 「6時半」 「ふ… やっぱ奈緒とこうしてると グッスリ眠れるな」 その言葉を… どこかで嬉しいと思う 自分が惨めに感じて。 静かに瞼を伏せた私に 琉惺がキスを落とす。 どうしてこんなに 優しいキスをくれるんだろう。 それが無性に痛いよ、琉惺…。 そう思ったその時、 琉惺がポツリと呟いた。
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