拒めない唇

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『出張から戻ったら もう一度話し合って欲しい』 拒んでしまった私を 和成さんは一言も 責めなかったけれど 彼にしてみたら 納得が行かないのは 当然の事だと思う。 だけど…。 佐伯女史の本音を 聞いてしまった以上、 私はもう和成さんを 受け入れる事は 出来そうもない。 出張が終わったら… ハッキリと彼に 伝えなければ。 そんな事を考えながら ぼんやりとしていたら いつの間にか食事会は 解散になってしまった。
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