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pipipipipipi…
目覚ましのアラームが静かな部屋に鳴り響く。
今日はいい天気だ。
僕はそう思いながら布団から出たが、まだ眠気も残っていてうっつらうっつらしてる。
そんなとき、凄まじい足音が近付いてくる。
ドタドタドタドタっ!!!
ピシャッ!
勢いよく部屋の襖が開かれ、一人の少女が怒声を放った。
???
「時雨!!早く起きなさいよ、遅刻するわよ!」
時雨
「え~、だって遅刻するまでまだ10分あるじゃないか。焦らない焦らない。ね、夜叉丸。」
夜叉丸
「まだ10分ある…じゃないわよ!!あと10分しかないのよ!!」
彼女は宵月 夜叉丸。
名前は厳ついけど歴とした女の子だ。いつも僕を起こしに来てくれたりと、色々世話を焼かせちゃってる。まぁ所謂、『親友』ってやつだね。
まぁ確かに学校までは15分かかるけど…←
まだ朝ごはんすら食べてないし。
ま、良いよね。遅刻の一回や二回。←
夜叉丸
「よくないわよ!!あんた今日遅刻したら放課後反省文よ!?わかってんの!?」
時雨
「え?てか何で考えてることわかったの?」
夜叉丸
「何年間あんたと一緒にいると思ってんのよ!大体読めるわ!!」
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