ラストダンスは、私と…。

6/6
前へ
/218ページ
次へ
ゲインは、イマイチ解ってないようだ。 だけど俺は、親父の名前を借りまくっていた自覚があるので………固まってしまった。 「えー、なんでゼルギウス殿下?」 恐る恐る聞くと、サリキュリア女王様初の晩餐会の是非とも呼んで頂きだいリスト、ナンバーワン!だそうで…。 まぁ、本当に親父がサリアの後見人になっているか、確かめたい人が多かったんだろうなって思う。 息子のゲインじゃだめかな? あぁ、親父の親派が居たよな。 これは、拳骨覚悟で呼びますか………。 日にちが少ない!って、カイリさんの進言で、親父を呼び出す事にした。 「なぁ、ゲイン。何て騙くらかしたら親父が来てくれると思う?」 「ん~、俺ネタじゃあ駄目だな。もっと………。 緊急………明!嫁が決まったってのはどうだ!」 ますます無いわ~。 無難に、レブンの頼み的な言い訳で親父を帝国に呼び出す。 合流先はイメルダさんの酒場で…。 指定された日にちに、イメルダさんの店に着く。 もう、帰っていいかな?って、ガクブルしてる俺。 ゲインは、もっと慣れてる感じで、ババーン!っと、店の扉を開けた。
/218ページ

最初のコメントを投稿しよう!

13397人が本棚に入れています
本棚に追加