13397人が本棚に入れています
本棚に追加
ゲインは、イマイチ解ってないようだ。
だけど俺は、親父の名前を借りまくっていた自覚があるので………固まってしまった。
「えー、なんでゼルギウス殿下?」
恐る恐る聞くと、サリキュリア女王様初の晩餐会の是非とも呼んで頂きだいリスト、ナンバーワン!だそうで…。
まぁ、本当に親父がサリアの後見人になっているか、確かめたい人が多かったんだろうなって思う。
息子のゲインじゃだめかな?
あぁ、親父の親派が居たよな。
これは、拳骨覚悟で呼びますか………。
日にちが少ない!って、カイリさんの進言で、親父を呼び出す事にした。
「なぁ、ゲイン。何て騙くらかしたら親父が来てくれると思う?」
「ん~、俺ネタじゃあ駄目だな。もっと………。
緊急………明!嫁が決まったってのはどうだ!」
ますます無いわ~。
無難に、レブンの頼み的な言い訳で親父を帝国に呼び出す。
合流先はイメルダさんの酒場で…。
指定された日にちに、イメルダさんの店に着く。
もう、帰っていいかな?って、ガクブルしてる俺。
ゲインは、もっと慣れてる感じで、ババーン!っと、店の扉を開けた。
最初のコメントを投稿しよう!