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なるほど…、そう言えば最近町に行った時…知らない猫に、威嚇されてたな?
「でも、前からの知り合いは、仲が良かったじゃないか。」
古参の猫は相変わらずクローに刷りよって来てたよな?
『皆とは、あってた。から。でも、ここは、しばらく来てない。』
「だから、不安な訳か…。」
倍位になっちゃったからなぁ~。
仲が良かった奴に、『誰だ!お前は!』
とか言われて、怖がられたら、そりゃあショックだよな…。
「じゃあ、今回は、俺だけにしとくか…。」
『オレ、ここにいる。イッテラ~。』
顔は臥せてるが、耳は俺の方を向いてる。しっぽもパタリ、パタリと、名残惜し気に動く。
そうだよな…。猫の中で育って、ずっと猫と話して暮らして来たんだもんな…。
仲間だけど、種族が違うから、相手に取ってはもう、仲間じゃないかも知れないって思うのは、辛かったよな。
じゃあ、ちゃっちゃと終わらせて、帰りますか。
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