なんてったって、アイドル

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どうなってんだ?と、道に顔を出すと、猫達はバラバラに検問を抜けて行った。 「なんだ、いやに猫が多いな?」 「本当ですね…。」 忘れ物しました、なんて言い訳しながら、俺も猫達を追いかける。 森の中… 「ニャア!(クロー!会いたかった!)」 『ニャア!(皆!何でここに!)』 「ニャニャ!ニャウ!ニャア~。(水くさいぜ!俺達に遠慮なんて!一言いえば俺達が森に来るのに!会いたかった~。)」 「ニャア~。ニャ。(大きくなったなぁ~。さすが魔獣だな。カッケェ~。)」 おぉ~。クローに猫が群がってる。 少し離れた木の上にいます。大丈夫だとは思ったんだけど、ちょっと心配だったもんで…。 『ニャア~。(皆には、世話になりっぱなしで、悪いと思うけど、オレはもう町には入らない。)』 「ニャ!ニャア~。(何で!オレ達は気にしないぜ!)」 『ニャウ。ニャア~。(うん。ありがとう。でもオレは魔獣で、人間からしたら狩の対象なんだ。 こんなに大きくなったら、人間に武器を向けられる。皆に迷惑をかけたくないんだ。)』
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