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アマンダはとても困っていた。
2日前、3人の子供が行方不明になった。ギルドの緊急クエストに依頼がかかった時、ラウルと一緒にいた。
「ラウル、これ…受けていいかな?」
「うん。姉さん、探さないとマズイね。
ただし、帰りの魔力は残すこと。ちゃんと転移魔方陣のペンダントを持つこと。」
そう言ってラウルに送り出された。ラウルは、明日都に帰る宰相補佐官と、最後の書類点検で忙しかった。
目的の子供たちも見つけた。あとは帰るだけなのに、目の前には、むさ苦しい男たちがいる。
「もう~何でこうなっちゃうかなぁ~。」
「姉ちゃん、いいところに来たなぁ。可愛がってやるぜ。」
下品に笑いながら、近寄ってくる。総勢10人。
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