プロポーズ大作戦

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一方…ラウルは、 「大丈夫かな…姉さん…。」 心配顔で、荷造りを手伝っていた。 「あの、よく迷子になる君の姉さんかい?大丈夫かい?」 「う~ん。こういう時の姉さんの勘は、昔から凄いんですよ。なんていうか、生死がかかった時…とか、緊急の要素が強いと、発見率が高くなるんです。 ただし、問題はちゃんと帰って来れるかなんです。」 「それはまた…。」 「今回は転移魔方陣の入った、魔法具を持って行ったので、帰って来れるとは思うんですが…。 もし何かトラブルがあって、魔力切れを起こしてたらと思うと…。」 話していると、ドアがガチャっと開いて、2人の男が入って来た。
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