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「大丈夫なのか?」
アマンダの近くに座り込み、心配そうに聞いてくる。確かにアマンダの足首は色が変わってきていた。
「えへへ。普段は治療魔法を使うんですけど、さっきの結界魔法で、魔力が残ってないんです。
でも、子供たちが無事に助かって良かった…。」
そっと靴を脱ぎ、素足をさらす。白くほっそりとした足首に、思わず視線が行くが、色の悪くなった場所に眉をひそめる。
「少し痛いかも知れんが…。」
ユーリカはアマンダの足元に座り、持っていた布でアマンダの足首を固定する。
緊張で手が震えていた。
ふと、視線を感じ目をあげれば、自分を見詰めているアマンダの視線と合う。
アマンダの満面の笑顔。
「ん!」
カアァァーと、赤くなるユーリカ。
「ありがとうございます。ユーリカさんって、優しいんですね。嬉しい。」
ユーリカの身体が大きいせいで、アマンダの顔がすぐ近くにある。至近距離で見詰め会った結果…。
ボタッボタボタ…。
さっきのウェル以上に流血してしまい、倒れてしまった。
「キャアー!大丈夫ですか!」
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