サモナー戦争1

日常の終わり

いつもより少しだけ早起きをした。
普段から早起きしている方だとは思うが、まだ早朝の4時半だ。

早起きは三文の徳とか言うし、眠気覚ましに散歩でも行こうと思い、俺はベッドから出て寝間着であるシャツを脱いで動きやすいジャージに着替えた。

今は12月の下旬、そろそろ気温が大分下がってくる頃だ。

「うわ…さむ…」

家から出た途端肌を刺すような冷気がむき出しの頬を撫でた。
流石にこの時期の早朝に散歩をするのは無謀だったかなと思いつつ、早歩きで家から離れた。