第一章

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「おはよう。ねぇ、あの目覚まし 時計どうにかならないの?」 ほら、マイマザーにも言われた。 「おはよう。後で新しいの 買いに行くよ。」 って言うのはこれで何回目 だろうか……まぁ、いいか。 俺はいつもの椅子に座った。 「よくないわ。今日で9回目よ。 二桁いったら、時計とあんたの 電池抜いとくから。」 そう言って母さんは俺の朝食で あろうトーストをキッチンから投げつけてきた。 うん、とりあえず心の内を読まれたことに 驚いたが、それより俺は 電池で動いていたのか…… あとトーストは 投げちゃダメ、絶対。
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