テンプレはテンプレだからこそ、テンプレと言われるものだ

4/42
前へ
/752ページ
次へ
「では、ごゆっくりお休みください。ご夕飯の際は、またお呼びいたします」 そう言って案内された客室は、 「スゲエwwww」 俺の部屋よりデカかった。隅っこにキングサイズのベッドが置いてあり、反対側の隅に化粧台と鏡が。 「ふう~……とりあえず落ち着こうか俺」 幸い、まだ疲れてないな。 「よし、練習しよう!」 まずは~、空間魔法と時魔法で時間を止めた空間を作って~っと。 言い忘れてた。何か、フィリアスのくれた能力には不老不死っもあったっぽいよ?だから、何年経ってもだいじょ~ぶっ☆ いかん、また暴走しかけた。 「とにかく、特訓だこらあ!」 特訓はだるいが、強くなるためだ。 ――――― 「ふい~……もう充分かな?」 精神と〇の部屋で約10年程過ごした。外の空間では10分くらいかな? 「ていうか、フィリアスホントに色んな能力くれたんだなぁ」 では、説明しますか。 とりあえず、この世界の魔法について。テンプレなこの世界にも、魔法はランク分けされていて、 初級<中級<上級<最上級<神級<古代級<終焉級 となってる。  唯、前にも言ったけど、この世界では魔法は基本何でも出来るから、このランク分けは『必要な魔力』らしい。それでも、型に則った魔法は便利だから魔道書なんかも作られてる。 あ、禁忌魔法もあるらしいけど、これは代償が必要らしい。 そして、今度は俺の能力を。 まずは【具象化】と【具現化】 【具現化】はアレだ、よくあるラノベの『創造』ってヤツと同じだ。 【具象化】これは、俺が思った現象が起こるという珍しい能力。 例えば、俺が『空から女の子が降ってきたりしないかな~』という思いを【具象化】したら、本当に空から女の子が降って来るという能力。 ……うん、分かりやすくチートだな。 で、次は【付与】【固定】【乖離】かな。 簡単に言おう。対象に、何らかの力(視力でも魔力でも何でも可)を【付与】するもしくは【乖離】させる。 【固定】はその通り、地面に足を【固定】させたり、空気の配置を【固定】させたり出来る。 分かりましたか?では、皆で言ってみましょう。せーの! 「何そのチート」?
/752ページ

最初のコメントを投稿しよう!

15663人が本棚に入れています
本棚に追加