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「あ~、ダルイ。次で最後な」
ていうかよく今まで耐えたな俺。良く頑張った、もう寝てたいな(切実)
「ハイ」
最後に手を挙げたのは、金髪碧眼の絶っぺkゲフンゲフン少女。
「雷の貴族、ラナ=ボルト。貴方、私の家に嫁ぐ気はない?」
『ええっ!?』
「ない」キッパリ
『ええええええっっ!!?』
クラスがラナのいきなりの告白にざわめき、俺が瞬時に否定するともっとさわめいた。
何でこんなに騒がれるかね?
「へえ……私のせっかくの申し出を断るの?」
「俺は家柄や権力なんぞに興味はないんでね」
「クスクス……いいわ。今は見逃してあげる。でも、決闘で私が勝ったら、ボルト家に嫁いでもらうわよ」
はい、ここで決闘について説明しま~す。
決闘とは、テンプレな感じで『勝った方が負けた方に好きな事を命令出来る』という感じです。以上!ちなみに、断る事は出来ません……(泣)
「はあ……ハイハイ」
「それじゃ、今日の放課後を楽しみにしてるわ♪」
はぁ~………。さて、どうすっかね?
「ところでサカキ、お前魔器や使い魔はいるのか?」
「あ~……そういえばいませんね」
「そうか……ならば、次の授業は彼の使い魔召喚、魔器精製を第一闘技場で行う。遅刻するなよ」
そう言って、グリム先生はさっさと教室から出てしまった。きっと、先に行って準備とかするんだな。
「おい、大丈夫かよお前?」
「んあ?」
そう言って俺に声をかけてきたのは…………誰だっけ?
「ああ、まあ何とかなるだろ。赤髪よ」
「レンだ!よろしくな、サカキ」
ニッと快活そうに笑う。バカっぽいが、そういう奴は嫌いじゃないぜ。
「とにかく今は、使い魔と魔器が楽しみだな~」
あ、魔器っていうのは簡単に言ったら魔武器のことね?使い魔は、召喚主と同等の力を持った奴が出てくるらしい、
「お前等はもうやってるのか?」
「おう!後で見せあおうな!」
「僕も気になりますね、サカキ君程の実力を持った人にどんな使い魔がつくのか……」
あ、何かハザ〇も混ざってきた。
「ローグですよ。そこのバカレンと同じ五大貴族ですが、よろしくお願いしますね?」
「おい!誰がバカなんだよ!」
『お前だバカ』
クラス全員から言われ、レンは顔の辺りから水をばら撒きながら出て行った。
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