俺の睡眠を邪魔するのは、自称神様とかいうお姉さん

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「んなっ、何だ今の!?」 「ええっ、何で生身で魔法受けたのに吹き飛んでないの!?」 「吹き飛びましたよ!!ていうか魔法!?今魔法って言いました!?」 「吹き飛ぶのは榊さんの身体です!そうです今のが魔法です!!」 今サラッと恐ろしい事言ったが、二人してパニックなので落ち着こう。 「ち、ちょっと、まずは落ち着きませんか……」 「そ、そうですね。ふぅ~………」 そうすること10分。 「で、今フィリアスさんが俺にしたのが魔法ってことですか?」 「はい。これで私が神様だって信じてもらえますか?」 「そりゃあ、今のを見たら……信じるしかないですよ」 「ほっ、良かったぁ~。ようやく信じてもらえました~」 「それにしても……さっき、俺の身体を吹き飛ばそうとしたんですね」 「ぎくっ」 自分の視線が急激に冷えていくのが分かる。 「ちょっと、いやかなりイタイ厨二病かと思って優しく接してあげた人を殺そうとするなんて……」 「うぅ………」 「しかも、その前に貴女に一回殺されてるんでしたね俺。はは、一度殺された人にもう一度殺されるとか。ワロス」 「うぅぅ………」 「はあ~……良い行いをすれば自分に返ってくるなんて言うけど、実際は返ってはこないどころか、還らない人になっちゃったなぁ~。これから何を信じて生きればいいのやら……」 「ご、ゴメンなさいぃ~~~!!!」 遂に泣きだして土下座してきた。
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