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~恭斗side~
恭斗「なぁ、お願いがあるんだけど」
いつもの様に俺の家に遊びにきてる
幼馴染みに俺は話しかける。
「ん?恭斗どした?」
恭斗「確か、お前今彼女居ないって言ってたよな?」
陵「あぁ、居ねーよ」
恭斗「羽山紗季って女に告って紗季が本気になった頃思いっきり振ってくれね?」
陵「どうしてもって言うなら良いけど…羽山紗季ってお前が良く話する彼女じゃなかったっけ?」
恭斗「あー、別れた」
陵「話聞く限りあんなに仲良かったのにか?」
それは、俺にとっても大きな疑問だった
恭斗「俺の事好きじゃなくなったんだと」
陵「そうか…まぁ、分かったよ」
恭斗「ありがとな、陵!頼りにしてる」
俺はきっと平然を装えたはずだ
普段は特定の奴からしか鳴らないケータイが鳴る。
まぁ、特定の奴って言っても紗季か陵かダチ位だが…
電話に出てみると…
「もしもしぃ?恭斗ぉ?」
あぁ、唯一紗季以外の女子にですケー番を教えた本城か。
一瞬紗季かと思ったが儚く崩れた期待
「あぁ、本城か。何?」
「『あぁ』って何よぉ~!!てかぁ、元気無いねぇ?」
こいつの語尾が俺は正直好きじゃない。
「別に」
「冷たぁぃ。あ、もしかしてぇ『羽山さんと別れちゃった』とかぁ?」
「………。」
「あっ、まさかの図星ぃ?」
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