二番

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久々の外……。 あれからそれほど経ってもいない、 わたしの知っている世界。 記憶も消化途中でまだほとんどの事 覚えている。 そんな感動を抱きながら、 本来の目的を思い出す。 わたしは救世主。 世界を守らなくてはならない。 まだ被害が無い内に、 皆に会えなくても…… 皆の生きる世界を 救うんだ。 勇気を振り絞って声をかけた。 「あの……出て…行って……、出て行って下さい!!。この世界は、……あなたを……拒んでいます。」 「僕の目には君は帰って欲しくない様に見える。」 即答で帰ってきた返事はyes/no以外の答えだった。 まるで見透かされている気がしてならない。 思わず顔を覆い隠して恥ずかしさを堪えた。 「そんなことない!皆を苦しませたくない。守りたいの……」 自分へ言い聞かせるように、声を上げた。 「……でも 、僕は役目を果たしたい。 だから君の側に居る。」 「えっ。」 相手は困ったようにしていたけど 自分は悪気は無いようしてに答えた。 「これなら、僕は悪さができない。世界へ影響はない。なのに災厄の原因が有る限り救世主は必要。」 「……」 「共に居て、 僕もこの世界も君が必要なんだよ。」 何処かで聞いたことあるような 言葉に信用性が高まって、 わたし個人この人を信じてみたくなった。
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