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久々の外……。
あれからそれほど経ってもいない、
わたしの知っている世界。
記憶も消化途中でまだほとんどの事
覚えている。
そんな感動を抱きながら、
本来の目的を思い出す。
わたしは救世主。
世界を守らなくてはならない。
まだ被害が無い内に、
皆に会えなくても……
皆の生きる世界を
救うんだ。
勇気を振り絞って声をかけた。
「あの……出て…行って……、出て行って下さい!!。この世界は、……あなたを……拒んでいます。」
「僕の目には君は帰って欲しくない様に見える。」
即答で帰ってきた返事はyes/no以外の答えだった。
まるで見透かされている気がしてならない。
思わず顔を覆い隠して恥ずかしさを堪えた。
「そんなことない!皆を苦しませたくない。守りたいの……」
自分へ言い聞かせるように、声を上げた。
「……でも 、僕は役目を果たしたい。
だから君の側に居る。」
「えっ。」
相手は困ったようにしていたけど
自分は悪気は無いようしてに答えた。
「これなら、僕は悪さができない。世界へ影響はない。なのに災厄の原因が有る限り救世主は必要。」
「……」
「共に居て、
僕もこの世界も君が必要なんだよ。」
何処かで聞いたことあるような
言葉に信用性が高まって、
わたし個人この人を信じてみたくなった。
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