酷き春。優しき冬

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「嫌じゃ嫌じゃ!ガンカムのバールのプラモデルが欲しいのじゃァ!!」 我はこの頃、とても我儘だったと聞いている。とくに欲しいものが多すぎて母上も手を焼いたとか。全く覚えておらんが… 「はいはい。分かりましたよ。坊ちゃん?次のお勉強を頑張ったらお買いになりましょうね?」 このお手伝いさんはキヨさんと言ってとても我に優しくしてくれた。母上や父上よりも…のう。
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