ルール。約束。規制。

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「研究番号、150番。お前の名前はこれから八坂ツンだ。わかったか?」 「や、さか…つ…ん……?」 「そうだ。八坂ツンだ。昔の名前は忘れろ。まぁ薬で記憶は消えているんだがな。はははは!!」 何を言っているんでしょう…この研究員さんは…八坂…ツン?これは…私の名前?八坂ツン…いい響きですね… 「お前はまだここに来て2日しか経っていないが…そろそろ研究材料として使われるだろう。名前をつけてもらった直後に殺されるなんて…面白いじゃないか。なぁ?」 私が…殺される?殺される…死ぬ。誰が?私が。どうして?実験材料として使われるから。私の両親は?わからない… 「っ!?」 頭痛が走る。そして頭の奥で何かが弾けた。目の前にいるのは…殺された両親。どうして殺された?こいつらが理不尽な理由で殺した。そうか…全てこいつらが悪いのか。 「能力…開花。神のルールブック」 ルールはルール。このルールは必ず守らなければならない。何人たりとも破るものを許さない。そして私は、白衣を着る事を禁じた。半径200mが限界ですね。そしてルールが適応された瞬間、目の前の白衣を着た男の人が血を吐いて倒れた。多分死んだでしょう。そして私はこの能力を使い、研究所を脱出した。
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