はなぽん(山形)

第六話 ななぽん(山形)

ちょっとあまりにも強烈で何から手をつけていいのやら…

山形名物のサクランボで花火を表現した、非常に「ゆるキャラ」らしい、「ごちゃ混ぜ」なアイディア。

しかも「キャラクターを構成する円は円満を意味しており、家族や友人、恋人同士の絆を、花火を一緒に見上げることで、より一層深めてもらいたいという願いが込められている」というあたたかいコンセプト。

まさに「ゆるキャラ」の鑑！ではなぜ順位がふるわなかったのでしょうか？

　実は、山形県からエントリーしたゆるキャラは９体中４体がサクランボを身につけています。

「チェリン」、「きてけろくん」、「ごみゼロくん」そして「はなぽん」の４体。

しかし全身がサクランボで飾られているのは「はなぽん」のみ。

他のゆるキャラさん達は、髪飾りのようにさりげなくつけているのです。

そう、「はなぽん」は直球すぎました。

いくら「ゆる」さが魅力の「ゆるキャラ」とはいえ、今は戦国時代。もっと「おしゃれ」の勉強をすることで新規ファン獲得を狙うのもアリかと！

洗練されたセンスを身につければ、花火大会にやってくるイマドキリア充達の支持を得られるかもしれません。