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「おはーっす」
俺は普通に教室に入った。昨日は全くねることができなかったんだよ。シャリオット?とも全く会話が繋がらないしな。何事だよ?
「おはよう黒城くん。黒城くんって学校来るの早いんだね。」
教室に入っても弥生しかいなかった。挨拶をしてくれたの横顔は何故か寂しそうに見えた。
弥生はそのまま窓まで行って空をずっと眺めていた。その姿はとても綺麗に見えたけど、なんでそんな寂しそうなんだよ……
「なぁ、やよ……」
「モモ~おっはよ~」
俺が弥生に話そうとしたのに、中々グッドでバッドな時間に登校してきたな。
彼女の名前は、「橘 皐月(たちばな さつき)」身長は平均的な感じかな?よく知らないけど昨日の転校初日の体育の授業でやったバレーではかなり活躍してたな。
「えっと……黒城だっけ?私からモモ捕ったら許さないよ!」
……えぇぇ。何それ何事だよ捕るってそんな事しねぇっての
「ちょっと、ひびかちゃん!変なこと言わないでよ!!」
朝からテンション高いなこの子……
~〇●〇~
「~という訳でここの式ではこの公式を当てはめます」
にゃぁぁぁぁ……嫌いだ!
数学なんて大嫌いだ!
……そうだ!
「弥生、なんで弥生って周りの女子に『モモ』って呼ばれてるの?」
確か本名は『やよい とうか』のはずなんだけどなどっからそのあだ名になったんだろう?
授業も暇だし数学なんて嫌いだし
「え?私が『モモ』って呼ばれる理由?私の桃華ってももって漢字を使うでしょ?だから皆には『モモ』って呼ばれるんだ」
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