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言われたとおりに持ち手の力を緩め出力を下げた。そのまま体重をかけ弥生の所まで一直線で飛んだ。
「弥生!!」
すんでのところで弥生を助けることができた。弥生は、まだ意識を取り戻していない。
ブレザーを敷いて校舎の陰に弥生を休ませた。俺はそのままもう1度屋上へと飛んだ。
「待たせたな。鳥人間」
屋上では鳥人間が剣を収め動こうとしない。
「貴様は何者だ……ウリドラの力を解放し何故私の与えた腹部の傷も癒えている!!」
……ワオ!本当だどおりで腹が痛くねぇ訳だ。でも確かに刺さってたよな……
『俺が治しといた。ホイホイ使えるもんでもねぇけどな。取りあえず目の前にいるのは敵だ戦うしかないぞ』
「俺の名前は黒城 如月。神に選ばれた者……だそうだよく覚えておくんだな!」
槍を向けちょっとカッコイイ事言ってみた。なんかありゃシャリオットが助けてくれるだろう。
「フリーデン……私の名だ。次は容赦しない貴様こそ覚えておけ黒城 如月」
そう言って鳥人間……フリーデンは、どこかへ飛んでいった。なんか今日は色々とあったな。明日からやってけるかどうか不安でしかたないよ。
でも俺はこれからこの槍を持って彷徨かなきゃいけないのかな?警察に捕まると思うんだけど
『役目を終えたこの力はもう1度ロザリオとなる。何が起こるかわからない。いつもつけておけ相棒。』
そう言ってシャリオットの槍はロザリオの形に戻った。取りあえず首にかけて弥生のところまで行く事にした。
ー〇●〇ー
「う~ん、今日は楽しかったね!」
帰り道で偶然家が同じ方面だとわかったから一緒に帰っていた。弥生には屋上での記憶が無いらしいから黙っておく事にした。
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