はじめに

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 何も知らなかったあの頃に  戻ることなどできないから  ただ、進むしかない  たとえ  一縷の望みでも  明日へとつながっているのだとしたら  生きていく意味になるのだろうか  そして  いつか応えはあるのだろうか  恐れるものから  逃げることも恐れて  漂うばかり      そうさせたのは  私の我侭  理不尽な仕打ちに  牙を向いてもおかしくはない  それでも、離れることなどできない  私が恐れているのは  そんなことではないのだから  今は  側に居ることを  許してほしい     
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