第1話

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 ヘラヘラ笑って龍を宥める小柄な背中。  赤に近い茶色の襟足がTシャツにかかっている。  昔は坊主だった兄貴のアタマ、いつからこんなにカラフルになったんだろう。 「別に気にするとこでもないだろ?コイツなんだってするし、龍も好きにしていいんだぜ。な、安いもんだろ?」
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