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それはある冬の出来事。
私はいつものように家に帰る途中だった
すると道の真ん中に佇んでいる人がいるではないか!
…だけど私は気づいた。
あれは人間じゃないって
小さい頃から霊感があった私はそういうものにすごく敏感になっていた。
だから直感でわかった
いつもは普通に通り過ぎるのだが、その時は違った
動けない
あれと目が合った瞬間私は動けなくなった
百「私のことが見えるのですか?
やはりここまで来たかいがありました」
そいつは確かにそう言った
小「…っ!!」
百「あぁ、口まで動けなくなりましたか……弱いですねぇ…」パチンッ
動かせる!!
…口だけ
小「あなた…誰…」
百「人に名前を尋ねる時はまず自分からと習いませんでしたか?
あなたの名前は?」
小「出雲…小百合……です」
百「なるほど…
ではあなたに取り憑いt」
小「ダメです」
百「えぇ~…」
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